介護についてほとんど知らなかった頃ですが、ショートステイ(短期入所)で施設に泊まりで行くのは、長くても1週間くらいだと勝手に思い込んでいました。
母だけでなく父も介護が必要になっていくると、介護をしながら仕事をすることが難しくなってきました。
ショートステイを長期利用することで、何とか介護も仕事もこなすことができています。
ショートステイの長期利用を知らなかった
母が、ショートステイを始めた時も、1週間のうち、5日間ショートステイして2日間自宅で介護というスケジュールでやっていました。
火曜日の夕方に自宅に帰ってきて、水曜日はまるまる自宅にいて、木曜日の午前中に施設に行くという感じです。
父も元気で不自由なく動けたので、基本的な母の日中の介護は父がメインで行うことができていました。
父も高齢で体の動きが悪くなってくると、母の介護をすることが段々と大変になってきているようでした。
ケアマネージャーさんに相談すると、母のショートステイのサイクルを2週間サイクルで捉えて、12日間ショートステイをして、2日間自宅で介護というスケジュールにしてはどうかという提案をいただきました。
その時初めて、ショートステイはそんなに長く続けても良いことを知りました。
ところが、さらに4週間サイクルで捉えて、26日間ショートステイをして2日間自宅で介護ということも可能だということを知りました。
それってショートじゃないと思うんだけどと、少し不思議に感じていたことを覚えています。
ショートステイの長期利用ということになりますね。
父の介護の始まり
父も介助が必要になり父の体の負担から考えて、4週間サイクルでのショートステイで調整してもらいました。
母は4週間目に帰ってくるので、その間の1週間目、2週間目、3週間目は施設に着替えを持って面会に行くことで対応しました。
その頃は、父は自分のことをすることだけでも精一杯だったので、帰ってきた母の介護のほとんどは私と嫁でするしかありませんでした。
父の定期的な通院(パーキンソン病、膀胱がん、皮膚科、歯医者など)や、外出しての用事は、付き添って連れて行く必要があったので、母がショートステイの長期利用をしてくれることで自分たちの負担も軽減されてとても助かりました。
これから父がどんどん介護度が上がっていくことになり、二人共に自宅介護の時間が増えると仕事との両立ができないですが、ショートステイの長期利用により、大変助かりました。
施設入所も検討したが・・・
母には完全に施設に入所してもらうことを考えたんですが、有料の老人ホームは高いので難しいし、料金の安い特別養護老人ホームは順番待ちが多くて、すぐには入所できない状態でした。
ショートステイの長期利用ですと、母の年金の範囲で利用料がまかなうことができたので、費用的にも大変助かりました。